サワラ

サワラ資源回復計画2020 稚魚放流の巻

前回、6月4日に生けすに放った稚魚たちを、今朝海に放流しました。

袋状の生けすを上げて、網ですくった稚魚の数を数えながら放流していきます。

サワラの稚魚たち。4日に入れた時よりかなり大きくなりました。とっても元気!

手慣れた網さばきはさすが漁師!かっこいいです!

海上の狭くて揺れる足場。事もなげにスタスタ歩けちゃうのも流石です。

あとは力を合わせて、網を上げて稚魚を傷めず、放流する作業を全員で行います。

もちろん、天倉専務自ら出陣し率先して業務をこなしていきます

そして稚魚たちは日生の海から始まり大海を回遊します。

サワラは出世魚。今は小さなこの稚魚たちも、

サゴシ(サゴチ)40~50㎝

ナギ      50~60cm

サワラ     60cm以上

と、呼び名もかわり立派に出世して、
1年ほどで日生に錦を飾り戻ってくるのです。

もちろんすべての稚魚が戻ってこられるわけではありません。

自然界の厳しい生存競争にさらされ、ようやくふるさとに戻ってくるサワラたちに尊敬の念を抱きます。

来年も、一匹でも多く日生に戻ってきてくれますように。

この海に、たくさんの恵があることを心から願って、一同は業務を行っています。