お知らせ

サワラ資源回復計画2020

岡山の魚と言えば?と訊かれたら
まず挙がるのは「サワラ」ではないでしょうか。
ママカリ、シャコ、イシモチなどももちろん好きです。
でもやっぱりサワラのお刺身やたたきは本当に美味しいです!
私自身、県外から招いたお客様には必ず勧めますし、皆さんかなり感動していただけます。

ただ、サワラはとても鮮度が落ちやすい魚。
サワラを生で食べるのは岡山などの産地近辺のみだったりします。
その柔らかな肉質と脂ののったうま味は、ぜひ一度は味わっていただきたい逸品です。

 

毎年日生漁協組合では、サワラの稚魚を放流する事業を行なっています。

今年もサワラの稚魚が日生の海にやってきました。

本日6月4日、およそ21,000匹のサワラの稚魚を日生の海上にある生けすへ移しました。

元気な稚魚たちは勢いよく生けすの奥へと潜っていきました。

3~4㎝程度の稚魚はここで2週間過ごし、一気に3倍程度に急成長します。
成長した稚魚たちは日生の海へと放流され大海原を回遊し、
1年ほどで立派なサワラになって戻ってくるのです。

稚魚の放流を始めて以降、天然のサワラがずいぶん増えたそうです。
岡山の旬の味覚であるサワラは貴重な資源。
日生漁協組合の漁師皆で美味しいサワラを守り育てる心意気を感じました。